2007 0506

倉橋選手頑張れ!

レースレポート

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皆さんご存知でしょうが倉橋選手のブログにヨーロッパツアー スペインでの奮闘レポートが随時アップされてます。
初めての参戦、現地での状況が伝わってきてこちらまで緊張してきますね。
皆さん応援宜しくお願いします!

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1ヒート目のスタートはinコースのin1コースです。
日本のレースシーンではとても有利な位置!
のはず…
スタートゲートに並んでみると、水深が深い…
私の腰上でのポジションです。
これはやばい…
しかもシグナルが見えずらい…
案の定、スタートは出遅れ、最悪のスタートでした。
何とか追い上げ7位まで。

こちらは、周回ではなく分で周回が決まります。
私たちのクラスは10分のレース。
展開も考えれず終わってしまいます。
悔しいというより何とも悲しい結果です。
まだ、2ヒートで戦える事を祈って、夕方に備えました。

2ヒート目は1ヒート目の教訓を胸に、スタートポジションも水深の浅いアウトコースを選びます。
といっても、1ヒート目の順位順のためアウトから2番目のポジション
笛がなり、シグナルが変わって、今度はいいタイミングで出ます。
ハイドロに1挺身行かれただけで、そのまま1ブイへ突入。
大きな左ターンにさしかかります。
はじめも、サイドバイサイドで少し接触はあったものの皆きれいに流れ込もうとしたその瞬間…
私の左ふともものデッキ(船体の立っている部分)にまっすぐ突っ込んでくるボートが…
一瞬何が起こったかわからず、気づいた頃には私のボートは遙か彼方…
すぐにレスキューボートが拾ってくれて乗り込みますが、すでに最後尾は1周以上離れてしまっています。
悔しさのあまり、アクセルを握りっぱなしに近いまま追跡開始。
約、2周ほどで最後尾バランスを崩した隙に1人パス。
次に前はまた半周、2人ほどが射程距離に入ってチョイスで勝負にでます。
合流で一人パス。
タイトなスラロームでもう一人パス。
この時点でまだ、時間が残ってるはず…
もう一度自分に言い聞かせて走ります。
また、一人射程距離に入った。今度はチョイスで近づき、スラローム相手がスラローム広がったところをパスできました。
トップグループとの差は半周。
そんなところでホワイトフラッグ、ラスト1周です。
早い…
周回が決まっていないだけに時間は早い…
インスペックションで向かえてくれている皆の顔を見て久々にレースで悔しい
という思い出いっぱいになり、自然に涙が流れます。
悔しくて、悔しくて…

そして、
初めての国で、初めてのボートで、初めてのライバルと、はじめてのレースを
こんな私に味わわせてもらっていることに大きな実感を改めてしました。
そして、確実に世界のレベルの高さをも実感しました。

言い訳のレースはしたくない。
今回1位は難しくなってしまいましたが、3ヒート最終レース
トップグループに絡めるよう皆が笑ってくれるそんなレースを展開したいと
思います。
必ず、何かを残せるように、持って帰れるように…
応援していてください。
>>>倉橋chibi優樹選手ブログ